土工事の内容と根切りについて

こんにちは!

建設業界未経験で株式会社エムタッグに入社しました、超初心者!塚田です。

建築工事には多くの工程があります。それぞれの工程をテーマにブログを書いていきたいと思います。今回は「土工事」をテーマにしていきます。



■土工事とは?

建築物の土台となる基礎を構築するために、敷地内の土を掘削、根切りしたり、埋め戻す工事のこと。またそれに伴う地下水の処理なども含め、土に関する工事を土工事というようです。掘った穴が崩れるなどの大きな事故を招かないように、慎重な施工が求められるんだそう。



■土工事の内容は?

土工事は、地質の改良や土地そのものの改善に重点が置かれるようです。


・根切り…基礎を作るために地盤を掘削すること。土を掘り植物の根を切ることから根切りというんだそう。根切り工事は、壺掘り、布掘り、総掘りの大きく3種類に分けられるそうです。


・地下水処理…敷地内の地下水位が高いときや雨水が入り込むことによって、根切りの底部に水が溜まることを防ぐために、地下水・雨水の排水を行うこと。重力排水法と強制排水法に分けられ、釜場工法・ディープウェル工法・ウェルポイント工法などがあるんだそうです。


・山留め…根切りの深さが1.5m以上の場合や、根切り壁が自立できない砂や柔らかい地盤の場合、周辺地盤が崩れないように支えを構築する工事。山留めには、法付けオープンカット工法・親杭横矢板工法・鋼矢板工法・ソイルセメント柱列山留め壁工法・水平切梁工法・地盤アンカー工法・逆打ち工法・アイランド工法など多くの種類があるようです。


・埋め戻し基礎構築後、掘削した土砂をもう一度、設計図書に指定された高さまで戻すこと。



■根切りの種類

根切り工事は、N値(地盤の強度を表す一般的な指標)、周囲の道路状況と近隣建物への影響、地中埋設物、山留めの方法などを考慮し作業手順を決めるんだそうです。

壺掘り、布掘り、総掘りのそれぞれの方法について見ていきます!


- 壺掘り -

独立基礎の形に合わせて地盤を掘削する掘り方。上部は広く底部は狭い壺のような形状に掘るそうです。


- 布掘り -

木造の基礎や鉄筋コンクリートの壁式構造の基礎をつくる時に多く使われる堀り方。細長く溝状に掘削するのが特徴なんだそう。


- 総掘り -

建物の底部全体にわたり掘削すること。地盤が弱い場合やピット・地下室をつくる場合などに適用され、広範囲にわたり地面を掘る工法だそうです。大がかりな作業となるため、他の方法に比べて選定されるケースは少ないんだそう。


根切りは基礎や建物の形状に応じて選定するんですね。



■さいごに

土工事は、基礎を作るために必要な重要な工事です。今回は根切りの種類について触れましたが、それに伴う山留めの工法にも多くの種類があることがわかったので、それぞれの工法についても知りたいと思いました。また、基礎の種類もいくつか出てきたので、今後のブログで触れていきたいと思います!