1級建築施工管理技士の資格について

こんにちは!

建設業界未経験で株式会社エムタッグに入社しました、超初心者!塚田です。

施工管理とは?」でキャリアアップに繋がる資格、施工管理技士について少しだけ触れましたが、今回はこの資格について調べました。

当社にもたくさん在籍しているので、理解を深めていきたいと思います!



■資格保有者はどのくらいいるの?

建築施工管理技士の資格を持っている人はどのくらいいるのでしょうか?

登録制度ではないので現役の人数は不明ですが、令和5年度までの総合格者数は1級が約32万人、2級が約47万人だそうです。資格の有効期限はないみたいなので、年齢を重ねても仕事に活かすことができる資格なんですね!



■試験の内容や合格基準は?

1級建築施工管理技士の試験には、第一次検定と第二次検定があるようです。


第一次検定では、午前の部で2時間半、午後の部で2時間の筆記試験を行います。

出題科目は、建築学、施工管理法、法規などですべてマークシート方式での解答になるそうです。

午前の部で、建築学、施工共通、躯体施工、仕上施工、施工計画の分野。

午後の部で、施工管理法、施工管理法の応用能力問題、法規からの出題だそう。

選択問題になる分野もあり、指定された解答数を超えると減点になるみたいなので注意が必要です。

60%以上の正答率で合格だそう。しかし全体の正答率が合格ラインに達していても、施工管理法の応用能力問題で60%以上の点数をとらないと不合格になってしまうみたいです。

第一次検定では幅広い知識と応用能力問題が重要になりそうですね!


第二次検定の試験時間は3時間で、こちらも合格には60%以上の点数が必要になるそうです。

施工管理法の、施工経験記述、仮設・安全、施工管理、躯体施工、仕上施工、法規からそれぞれ1問ずつ合計6問が出題され、記述と五肢択一での解答になり、配点は非公開だそう。

記述問題がメインになる第二次検定では、事前準備が重要になるのではないでしょうか。

第二次検定で特に重要であると言われている施工経験記述は、自身の経験に基づいた考えを具体的にまとめるという内容なので、事前に文章を構成し、合格経験者に添削してもらうことも必要になりそうですね!



■受検資格の緩和

令和元年~令和5年までの各年の受検者数は、第一次検定で約22,000~27,000人程度でしたが、令和6年の受検者数は37,651人で、前年よりも13,573人も増加したそうです。

これは、令和6年度から受検資格が緩和され、19歳以上であれば学歴や実務経験問わず第一次検定を受検できるようになったからだと言われているみたいです。

第二次検定を受ける際には、第一次検定合格後などから実務経験が必要になるそうです。

令和10年度までは経過措置期間となり、新受検資格と旧受検資格の選択が可能なんだそう。

すでに実務経験を積んでいる人は、旧受検資格を選択するほうが効率よく受検できる場合もありそうです。


令和3年4月には1級建築施工管理技士補の資格が新設され、第一次検定合格でこの資格が取得できるようになったそうです。


新資格や新受検制度によって、若い世代や未経験の方でも建設業界へ参入しやすくなってきているように思えます!



■合格率と勉強時間

1級建築施工管理技士の合格率は、第一次検定、第二次検定ともに毎年約40~50%だそうです。令和6年度に実施された第一次検定の合格率は36.2%となり、前年と比較して5.4%減少しましたが、女性の合格比率は12.7%で、過去最大だったそうです。

令和6年以前は女性の合格比率は一桁台だったのでこの増加率はかなり大きいものだと感じました!

年齢別に見ると、29歳以下の合格比率は前年までは20%台でしたが、令和6年度は44.3%と大幅に増加していました。


合格のために必要な勉強時間は、100~400時間と言われているようです。まずは過去問や参考書で勉強し、自分の弱点を知ることが大切だそう。出題範囲が広いため苦手分野を中心に過去問や参考書を反復し、数をこなすことが得策のようです。



■さいごに

今回は1級建築施工管理技士について調べました。

正答率60%以上で合格ですが、出題範囲が広く建築の様々な知識と能力が必要になるため、難しい試験だと思いました。試験内容や合格率を知り、1級施工管理技士を持っている方のすごさがわかりました。


当社では受験費用、教材費用の支援と合格時のお祝い金制度も準備しております。

一度取得できれば、活躍の場が広がり、建設業界で重宝される存在になれそうですね。